学園スパイラル~夢と希望と正義とバカと~
「てめぇが、こいつの友だちっぽいからだよ! 運が悪かったと諦めな」

 調子を崩されまくりの隼人だが、最後は「決まった!」と鼻を鳴らして胸を張った。

 ガキどもはさぞかし怖がっているだろうと思いきや、やはり先ほどと変わらないしれっとした態度でそこに立っていた。

 それとも、あまりの恐怖に身がすくんでいるのだろうか。

「思うに」

「なんだよ!」

「運が悪いかどうかは本人が決める事であって、他人が決めるというのはどうなのでしょう」

「は?」

 食いつくとこが違わねぇか?
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