-片思い-
お酒の変わりに
ジュースをかごに入れて
 レジに並ぶ。
「…かな??」
「・・・・・・・? 玲人!!?」
後ろを振り向くと変わらない…玲人が立っていた。
「なにしてんの?」
冷たい目でそう聞かれて・・戸惑いながら
「っか・・・買い物?」
と言う。
「ふ-ん? 俺も♪」
「そっかぁ^^」
普通に話せてるよね…?
「じゃぁ俺まだ買い物の途中だから じゃ-な」
「うん ばいば-い。」
軽く手を振って前を向く。
そこにはちょっと不機嫌な奏があたしを見ていた
ぁ・・・やばい?
「あいつ誰?」
「幼馴染。」
「ふ-ん? あいつが幼馴染…」
明らかに疑っている。
「そうだよ 家がお向かいサンなの」
「へ-。。。」
奏は冷たく返事をして
一瞬くらい顔をした後もとの顔に戻って
「夜ご飯楽しみだなぁ♪」
と言った。

ズキッ

ぁれ? 胸が痛いよ。
ごめんね奏。
奏のやきもち嬉しいよ。
でも
どっちも好きなんだ・・・
玲人も奏も
あたしには選べない。
< 24 / 79 >

この作品をシェア

pagetop