-片思い-
しゃがみこんでなくあたし。
泣き止め…
    泣き止め…
心で思っても涙は止まらなかった。
さっきあれほど泣いたのになぁ
涙は尽きること無いね…
泣いているとさなねぇは静かに病室へ戻って言った
「ッ…ぅぅ」
   ぽん。
「・??」
頭に手を載せられて上を除くと…
玲人だった。一瞬悲しそうに目を垂らすものの・・
あたしのことを考えたのか少し笑顔になり…
「…帰ろっか?」
「…なんで?」
なぜか 玲人に聞き返していた。
 すると病室が開いて…
「かなは疲れているでしょう?帰って少し休みなさいお母さんとさなもすぐ帰るから。」
お母さんにそういわれて
渋々帰ることに…
行きと同じようにタクシ-に乗った。
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