winter game


…やっぱり、夢は夢だし
こいつは関係ないか。

「…西脇って、
 うちのクラスの西脇さんだよね?」

「え? あぁ…そうだよ、西脇茜」

「…栗田くんてさ、西脇さんのこと
 好きなの?」

「へっ!!!!!!!!!!!!!!?」

「ははっ★ 当たりみたいだね♪」

「そ、そういうわけじゃ…その……」

「いいよいいよ!!
 別に俺、言いふらしたりしないし!」

「俺、まだ認めてないし!!」

「じゃぁどうなの??」

「っ……、好き…かな??」

「何だよぉ、かな??って〜ww」

「笑うなよ!! 恥ずかしいだろ??」

「そうかな? 別に好きとか
 恥ずかしくないと思うけど…」

「とにかく、誰にも言うなよ!!?」

「うん、わかってる!!
 …てか、協力しようか?」

「…いいよ、もう少ししたら卒業だし
 高校、違うかもしれないし」


「そんなこと言ってるから
 ずっと西脇さんとは
 友達止まりなんでしょー!!」

「…お前に言われたくないよ」

「まぁまぁw」

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