オレンジラヴストラック


焦る拓也は子供みたいで、なんだか可愛い。


拓也に連れられ、漸く砂浜に着いた。


震える足で砂浜に立つ。


初上陸です!!


拓也は砂浜に落ちていた拓也の物であろうパーカーを、砂を払って私に手渡した。


勿論、そっぽを向いて。


「俺は後ろ向いてるから。危なくなったら言えよ?」


「うん」


さぁ…見るわよぉ!


私は自分の体を見下ろす。








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