社長のご指名 *番外編Ⅲ*
結婚してすぐ、社内に設けた託児所に紗衣と鈴を撮影の間だけ預ける事にしてる。
けど、今日は2人とも凄く嫌がっている。
「行きたくないの?どうして?」
「真子せんせー嫌い。」
「鈴……嫌いって言っちゃダメよ。」
「ママー、ママー。」
どうしたもんかと困ってると朔夜も困惑の表情を浮かべこっちに来る。
「2人は俺が連れて行くから、撮影入って。」
「うん………ごめんね。」
必死にしがみつく鈴を抱き上げ、紗衣と手を握り託児所へと連れて行く朔夜。
ママと何度も呼ぶ鈴に、後ろ髪引かれそうになりながら撮影に入る事にした。
――――――私には一番大切なものがある。
お金でも仕事でも自分の命でもない。
私の一番大切なものは、紗衣と鈴。
紗衣と鈴の為だったら自分の命だって惜しくない。
もっとちゃんと、心の内を聞けばよかった――――――。
けど、今日は2人とも凄く嫌がっている。
「行きたくないの?どうして?」
「真子せんせー嫌い。」
「鈴……嫌いって言っちゃダメよ。」
「ママー、ママー。」
どうしたもんかと困ってると朔夜も困惑の表情を浮かべこっちに来る。
「2人は俺が連れて行くから、撮影入って。」
「うん………ごめんね。」
必死にしがみつく鈴を抱き上げ、紗衣と手を握り託児所へと連れて行く朔夜。
ママと何度も呼ぶ鈴に、後ろ髪引かれそうになりながら撮影に入る事にした。
――――――私には一番大切なものがある。
お金でも仕事でも自分の命でもない。
私の一番大切なものは、紗衣と鈴。
紗衣と鈴の為だったら自分の命だって惜しくない。
もっとちゃんと、心の内を聞けばよかった――――――。