社長のご指名 *番外編Ⅲ*
仕事ばっかりで、子供たちにかまってあげられないから少しでも多くの時間一緒にいたい。
「今から紗衣と鈴を迎えに行くの?だったら私も一緒に行っていい?」
「いいよ。じゃあ、行こうか!」
託児所に行くまで、雪菜の恋愛話で盛り上がりながら話していた。
段々と託児所に近付くに連れて泣き声が聞こえてきて、話を中断する。
次第に大きくなる泣き声は鈴のもので、心配になり進む足が早くなる。
「煩いっ!」
あと一歩で託児所のドアに手が届くというところで怒声が聞こえ、体がピタリと固まる。
「ママ、ママ煩いんだけど?つねっただけで泣かないでくれる?」
その言葉を聞いて耳を疑う。
つねった…………?
「あーもうっ、煩い!」
託児所に勤める真子先生がそう叫ばさらに鈴の泣き声が大きくなって、このドアを開ければ子供たちに手が伸ばせるのに、足がすくんで動けない。
「今から紗衣と鈴を迎えに行くの?だったら私も一緒に行っていい?」
「いいよ。じゃあ、行こうか!」
託児所に行くまで、雪菜の恋愛話で盛り上がりながら話していた。
段々と託児所に近付くに連れて泣き声が聞こえてきて、話を中断する。
次第に大きくなる泣き声は鈴のもので、心配になり進む足が早くなる。
「煩いっ!」
あと一歩で託児所のドアに手が届くというところで怒声が聞こえ、体がピタリと固まる。
「ママ、ママ煩いんだけど?つねっただけで泣かないでくれる?」
その言葉を聞いて耳を疑う。
つねった…………?
「あーもうっ、煩い!」
託児所に勤める真子先生がそう叫ばさらに鈴の泣き声が大きくなって、このドアを開ければ子供たちに手が伸ばせるのに、足がすくんで動けない。