社長のご指名 *番外編Ⅲ*
どのくらい時間が経ったのかわからないけど、ブラインドから見える空は真っ黒に染まっていた。
「章菜………。」
朔夜が私を呼ぶが話したくない。
「海堂さん………あ、あの……私、本当に……。」
「出て行ってくれる?耳障り。」
真子先生の話を遮りそう言い放つ。
耳に入ってくる朔夜と真子先生の声に沸々と怒りが沸いてくる。
「章菜………。」
「お母さん、雪菜でもいい。朔夜とそこの女を部屋から出して。顔も見たくないの。」
少し咎めるように私を呼ぶお母さんにそう言えば、病室が静まりかえる。
「章菜、朔夜さんにまで……。」
「聞こえなかったの?さっさと追い出してって言ってるのよっ!」
お母さんは何も悪くないのに、紗衣の事しか頭にない私はみんなを睨みつけ怒鳴ってしまった。
「お母さん、雪菜。お願いがあるの。」
「章菜………。」
朔夜が私を呼ぶが話したくない。
「海堂さん………あ、あの……私、本当に……。」
「出て行ってくれる?耳障り。」
真子先生の話を遮りそう言い放つ。
耳に入ってくる朔夜と真子先生の声に沸々と怒りが沸いてくる。
「章菜………。」
「お母さん、雪菜でもいい。朔夜とそこの女を部屋から出して。顔も見たくないの。」
少し咎めるように私を呼ぶお母さんにそう言えば、病室が静まりかえる。
「章菜、朔夜さんにまで……。」
「聞こえなかったの?さっさと追い出してって言ってるのよっ!」
お母さんは何も悪くないのに、紗衣の事しか頭にない私はみんなを睨みつけ怒鳴ってしまった。
「お母さん、雪菜。お願いがあるの。」