社長のご指名 *番外編Ⅲ*
第5章 -信頼-
「ちゃんと話して頂戴。話してくれなきゃ、お母さんもお父さんもわからないわ。朔夜さんだってそうよ?」
紗衣の着替えを鞄に詰め、入院中に必要な物も準備して再び病院に向かうと紗衣はぐっすりと寝ていた。
今夜は紗衣の病室に泊まってもいいと、看護師さんに言われ簡易ベッドを貸して貰った。
鈴は雪菜とお父さんに預け、見て貰える事になり、一緒について来てくれたお母さんと、寝ている紗衣を起こさないように談話室に移動した。
「お母さんが一番心配したり、心配してたのは誰?」
「あなたと雪菜よ。」
「どうして?」
「どうしてって、お母さんとお父さんの娘だからよ。心配しなかった事なんてないのよ。口には出さないけど、一番あなた達を心配してるのはお父さんね。」
「親って、そういうものだと思ってたの。紗衣だって小学生になったけど、私から見ればまだ小さくて、鈴だって心配。」
紗衣の着替えを鞄に詰め、入院中に必要な物も準備して再び病院に向かうと紗衣はぐっすりと寝ていた。
今夜は紗衣の病室に泊まってもいいと、看護師さんに言われ簡易ベッドを貸して貰った。
鈴は雪菜とお父さんに預け、見て貰える事になり、一緒について来てくれたお母さんと、寝ている紗衣を起こさないように談話室に移動した。
「お母さんが一番心配したり、心配してたのは誰?」
「あなたと雪菜よ。」
「どうして?」
「どうしてって、お母さんとお父さんの娘だからよ。心配しなかった事なんてないのよ。口には出さないけど、一番あなた達を心配してるのはお父さんね。」
「親って、そういうものだと思ってたの。紗衣だって小学生になったけど、私から見ればまだ小さくて、鈴だって心配。」