幼なじみだからこそ…


『ぱぱしゅごーい』


目をキラキラさせたかわいらしい女の子








遥との出会いだった










『あっ隼人ーっ』



母さんが駆け付けてきた



『あなたのお子様ですか?』


『はっはい…すいません、本当に本当にありがとうございます』



『いえ、ただこれからは気をつけて下さいね』



大人達がそういう会話を交わしていた時



泣くしかできない俺のところに来たのは




『だいじょーぶ?』



―――遥だった


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