幼なじみだからこそ…
沙羅と帰ろうとした時前から見慣れた奴が来た
『…隼人』
『…遥』
『なっなんか久しぶりだねっ』
わざと明るい声と雰囲気をだす遥
『あぁ』
『彼女、出来たんだねっ!藤田さんでしょ?可愛くて有名だもん!!隼人とすごくお似合いだよ★』
ビックリした
そこまで言われるなんて思ってもいなかった
『隼人君?このこ隼人君のなに?』
藤田が遥を睨みながら聞いてきた
そして俺はいつも通りに、自分に言い聞かせるように言った
『遥は……“ただの幼なじみ”だ、安心しろ』
そして続けた
『遥ぁ。沙羅俺の彼女になったんだぜっ』
『そう…みたいだね』