氷のプリンス




悠李の喜んだ顔をみて

また、悠李がすきだと確信した。

でも……………。

「あのさ、俺ね
悠李も知ってると思うけど
もうすぐ大会だろ?」

「…うん。」


「アメリカまで行かなきゃ
いけないんだ。」

「…そっかぁ。」

「その…大会で
金とったら……さ」

「…うん」

「付き合ってほしい」


……………………
………………
…………

長い沈黙のあと

私は口を開いた。








< 21 / 50 >

この作品をシェア

pagetop