ビターな彼に夢中[短編]
ふいに
恭平くんがマスクをずらして
口を私の耳元へ近付けた。
『うわー!こしょばいっ』
『…きだ』
……?
え???
『ごめん!なんて??』
声だぶったけど
今、好きだって…
恭平くんがため息をつく
『お前…まじありえねぇ』
恭平くんは顔を横にして表情を私に見せてくれない。
あわわ…
『私ほんとあり得ないね!
ごめんね~…』
焦る私の方を恭平くんが見た。
その顔は
今まで見たことがない
悪戯っぽい甘い笑顔だった。
『マジ好き』
*fin*
恭平くんがマスクをずらして
口を私の耳元へ近付けた。
『うわー!こしょばいっ』
『…きだ』
……?
え???
『ごめん!なんて??』
声だぶったけど
今、好きだって…
恭平くんがため息をつく
『お前…まじありえねぇ』
恭平くんは顔を横にして表情を私に見せてくれない。
あわわ…
『私ほんとあり得ないね!
ごめんね~…』
焦る私の方を恭平くんが見た。
その顔は
今まで見たことがない
悪戯っぽい甘い笑顔だった。
『マジ好き』
*fin*