ビターな彼に夢中[短編]
静かな教室にホッチキスの音が響く。


『お前こんなんばっかりだな』


マサトが呟いた。


『…う…』


私は今年
マサトと同じ委員になって
こんな失敗を何度もしていた。


『そのたびに俺、尻拭い…。』


『ごめんね!感謝してるよ~!』


私はニコッと笑った。


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