ビターな彼に夢中[短編]

手紙

『ねぇねぇ…私のこと、好き?』


こんな風に甘えるのが好き☆


恭平くんの答えは決まってこう…


『わからん。』



はいっ!

でたー!

そんなクールな顔もカッコいいね!



『じゃあ教えてあげるね~
私たち1ヶ月前に両想いなったんだよー!』


『へぇ』


へぇ!?





放課後の教室で私と机を挟んで
向かいに座ってる恭平くん。


私のカレシです!

多分…!



恭平くんは頬杖をついて、ちょっとダルそうに窓の外を見てる。



長い睫毛の下の
切れ長な大きな目…

シャープなあご



恭平くんの横顔に釘付けになる私。


カッコいいよー…


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