ビターな彼に夢中[短編]
…パニクる?
はっ!
そうだよ!
彼女みたい♪なんて
聞かれちゃったから…
私は焦りながらマサトの横に駆け寄る。
『ああああのね、マサト!
さっきの発言はね…』
なんて言おう…?
マサトを見ると
マサトも私を見ていた。
月に照らされてうっすら見える
マサトの凛々しい顔。
なんてカッコいいんだろぉ…
『マサト好き…』
うん…
好きなの…
…??
私いま言っちゃった?
私はまた口に手を当てる。
言ったよね!?
恥ずかしい~!
両手で顔を隠す私に
マサトは冷静に言った。
『…知ってるけど。』
え?
私はマサトを見た。
『なんで!?誰かから聞いた?』
『いや…お前いつも口から全部出てるし。』
え~!
それは嘘だよ―
さすがに私
そんな間抜けじゃないよ!
『今のも』
えぇ!?
『顔に出てるから。』
あぁ…顔ね…
『なに安心してんの?
結局全部わかるってことね』
そうか~…
マサトはまた私を置いて歩き出した。
はっ!
そうだよ!
彼女みたい♪なんて
聞かれちゃったから…
私は焦りながらマサトの横に駆け寄る。
『ああああのね、マサト!
さっきの発言はね…』
なんて言おう…?
マサトを見ると
マサトも私を見ていた。
月に照らされてうっすら見える
マサトの凛々しい顔。
なんてカッコいいんだろぉ…
『マサト好き…』
うん…
好きなの…
…??
私いま言っちゃった?
私はまた口に手を当てる。
言ったよね!?
恥ずかしい~!
両手で顔を隠す私に
マサトは冷静に言った。
『…知ってるけど。』
え?
私はマサトを見た。
『なんで!?誰かから聞いた?』
『いや…お前いつも口から全部出てるし。』
え~!
それは嘘だよ―
さすがに私
そんな間抜けじゃないよ!
『今のも』
えぇ!?
『顔に出てるから。』
あぁ…顔ね…
『なに安心してんの?
結局全部わかるってことね』
そうか~…
マサトはまた私を置いて歩き出した。