ビターな彼に夢中[短編]
なんだかよく分からないけど
私はひどく後悔をした。


高宮が…

私を諦めたんだ…




私は今までの態度や
わざと苛ついた声を出したこと

何が悪いか分からないけど
全部に後悔した。



今さら私…

高宮が好きだって気付いた…。



好きになってたんだ…




どうしよう…



“俺も疲れた”


高宮の声が耳の奥でこだまする。



気がつくと涙が出ていた。

『…ふ…ひっく…うぅ…』


胸が破れちゃいそうに苦しい。


苦しいよ…


高宮…



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