ビターな彼に夢中[短編]
それから数日
高宮は私に寄らなくなった。


目も合わせてくれない。


高宮…


本当に、もう私なんて嫌になっちゃったんだね…


ごめんなさい…


高宮を見るたびに涙が出そうになった。


今さらながら
エリちゃんの言ってた事が理解できるよ。


高宮、本当にかっこいいね。


すらりと伸びた身長。

全体的に少し色素が薄い感じ。

無造作な髪ですら、かっこよく見える


本当になんであんな人が
私に惚れてくれてたのか信じられないよ…


私、本当に何様だったんだろ…




エリがずっと側に居てくれた。


ありがとう…


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