ビターな彼に夢中[短編]
智也くんは抱きしめた私の頭を撫でてくれた。


『…お前と別れてから何も手がつかなくて参った…』


智也くんっ…


そのまま智也くんは私をソファーに倒した。


そのまま
優しく深いキスをする


智也くん…



智也くんの背中をつかむ。






『…はぁ…やばい。』


ふいに智也くんは私から離れた。


『え…?』


また…?


智也くんはそのまま私に背中を見せた。


『なん…』

『…お前がせめて18になるまで待つつもりなんだよ、俺は。』



智也くんは深く息をしている。


そんな…


『私…構わない…』

『俺が構うんだよ』

『やだ…智也くん…
私としようよ』


あ…

大胆発言…


智也くんはクルリとこっちを向いた。


『盛んな、高校生…』


冷静に突っ込まれた。

『はぃ…』


なんだかとっても恥ずかしぃ…


やっぱり私は子どもで
智也くんは大人だ…


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