秘密の彼氏
友人たちの疑惑
あれ?


ここ、どこだっけ?


何で、甘い匂いが・・・。


重たいまぶたを開けると、横には気持ち良さそうに寝入っている竜二がいた。


ああ、そうだった・・・。


昨夜は、竜二と・・・・・・。


思い出して、顔がニヤける。


携帯を見ると、朝の6時になっていた。


「そうだ!学校!!」


我に返って、跳ね起きた時、竜二が「う~ん」と唸りながら、私の腕を掴んだ。


目をこすっていて、本当眠そう。


「まだ早いじゃん。もうちょっと寝ようぜ」


ほとんど開いていない目で、竜二はだるそうに言う。


「おはよ~!竜二」


いつもとは違う竜二を見れるのが嬉しくて、私はテンション高く竜二に抱きついた。


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