秘密の彼氏
「愛美~!会いたかった~!」


クラブへ着くと、柚が走って抱き着いてきた。


「柚、ありがとう」


柚の気迫には、まだ慣れないけれど、会えるとホッとする。


「さあ、服を着替えましょ」


ノリノリの柚に連れられ、またあの部屋に入った。


「柚、昨日はありがとう。服、あれで大丈夫だった?」


「バッチリ!ちゃんと分かったわよ」


優しく柚が笑った時だった。


外から、怒号と悲鳴が聞こえてきた。


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