秘密の彼氏
「じゃあ、私、着替えてくるね」


今までは、柚の優しさに甘えて服を借りていたけれど、自分の私服を何着かクラブに置く事にした。


「着替える?じゃあ、オレも一緒にいこ♪」


「えっ!?」


「ちょっと竜二~!愛美と一緒に入るのは、私なのに~!」


悔しがる柚を尻目に、竜二は私の肩を抱いて部屋へと行った。


「ちょっとだけ、二人きりにさせろよ♪」


悪戯ぽい笑顔を浮かべると、部屋へ入るなり、私を抱きしめた。


「やっと二人きりだな愛美…」


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