青柳高校生徒会補助役員!?


桜庭:
「あ、いたっぽい」

橘:
「あぁ……??」

桜庭:
「ほら、アソコ!!!!」


桜庭が細い指でビシッと指し示したのは、屋上の隅にあるボイラー室。

コイツをよく見てみると……


橘:
(ん………??)


ボイラー室のドアが半開きになっていて、そこから人の腕が見え隠れしていた。


桜庭:
「……あれかな……??」

橘:
「知るかよ……」


注目度バッチリのその謎の腕はよく見てみると何やら、

「コッチへ来い!!!!」

と、手招きしているように見えた。


橘&桜庭:
「……………」


……とりあえず、オレ達はボイラー室へ近寄ってみることにした……


すると――………






榊原:
「(おい……!!!!京介!!!!遼!!!!)」

橘&桜庭:
「………!!!!」


ボイラー室との距離が縮まるに連れ、段々と榊原さんのものらしき囁き声が聞こえてきた。

どうやら当たりらしい。


桜庭:
「榊原先輩……??」



ふと……

桜庭が半開きのドアに手を掛けようとした……


その時ッ!!!!


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