青柳高校生徒会補助役員!?
―――…………


(桜庭SIDE)


榊原:
「えぇ〜っと、今回オメェーらに集まってもらったのは他でもない」


「他でもない」。

なるほど……ピンと来る要素が何一つとしてない。


榊原:
「オメェーら、和樹からどこまで聞いてるんだぁ……??」

橘:
「……とりあえず、緊急事態であり、色々と立て込んでいて、他の生徒会役員にバレたくないような[ヤバい]仕事をオレ達に押し付けようとしてる。ってとこですかね……」

榊原:
「人聞きが悪ぃ〜な……そして、人事でもない……!!!!」

橘:
「あぁ……??」

榊原:
「いいか!!??生徒会役員と生徒会補助役員はまさに一心同体!!!!そして、[青柳高校生徒会役員]とは俺そのもの!!!!つまり、俺の危機はオメェーら2人の危機に当たるモノであり、疚しいことは一切合切ないワケであってだな――………」

梅宮:
「榊原……頼むからさっさと話を進めてくれ。グズグズしてると昼休み終わるぞ……??」



橘:
(帰りてぇー……)

桜庭:
(何か飽きた……)



榊原:
「そんじゃあ、本題に入るとするわ〜……和樹、2人に詳しい概要を教えてやんなさい!!!!」

梅宮:
「何でボクが……元はと言えばお前が……」

榊原:
「はいはいー、サッサと言われた仕事をこなしなさい平社員!!!!生徒会長様は偉いのだ!!!!」

梅宮:
「ったく……」


梅宮先輩はめんどくさそうに頭を掻きながら[本題]を話した始めた――………


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