青柳高校生徒会補助役員!?


橘:
「わかり辛い例えだな……」

梅宮:
「よく言われるよ」

桜庭:
(何だ……橘も理解してなかったのか……)


良かった。置いてけぼりではない。


橘:
「要するにハッキングされた訳じゃないっつーこと何だな……??」

梅宮:
「ま、そゆこと」


私、泣くよ……??


梅宮:
「だから、痕跡が見当たらない。この盗っ人はさっきボクが口頭で話したパスワードを使っていない。ボクしか知り得ないから使える筈がない、にも関わらず、[正規の手段]でサイトに侵入した。つまり……」

橘:
「……内部の犯行ってか……??」

桜庭:
「ッ……生徒会の先輩達の中に犯人がいるってことですか!!??」



榊原:
「いいや、それはありえん」


否定したのは榊原先輩。

……でも、補足するのは梅宮先輩。

何だこの2人は……??


梅宮:
「中のデータが明るみになって損をするのはボク達だからね」

橘:
「……それだけで根拠になるとは思えねぇーがな……」

榊原:
「なるんだよ、これが……ww」

橘:
「あぁ……??」






榊原:
「まず前提条件として、俺達7人の中に身内を陥れようとするような奴がいることが有り得ない」

桜庭:
「……………」

榊原:
「[信頼]以前の問題だ。理屈じゃねーんだ……」

橘:
「ッ…………」



榊原: ・・・・・・
「俺達はそーゆー間柄なんでね……」

桜庭&橘:
「……………」


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