青柳高校生徒会補助役員!?


橘:
「んじゃ、まぁそんなこんなで……もう行っていいッスか……??」

梨木:
「ちょーッと待ったぁー!!!!!!」


もしかしてふざけてる!!??っとキレ気味に怒鳴り散らす。

ちなみに、もう遅刻ギリギリの時間帯なので、周りに生徒はほとんどいない。


梨木:
「校則違反を犯したマヌケな後輩に私からのプレゼント☆生徒会を執行します!!!!!!」

橘:
「んー……??」


梨木さんはブレザーのポケットから2枚のプリントを取り出した。

1枚は[入室許可証]。

もう1枚は[遅刻理由書]だ。


橘:
「……これは一体……??」

梨木:
「規則で〜す!!!!校門で服装検査に引っ掛かった生徒は、朝のSHRが始まる前に[生徒指導室]へ出向いて、生徒会役員から指導を受けてくださ〜い!!!!!!」


うわっ、めんどいシステム。


橘:
「ちょっと待ってくださいよ!!??もう遅刻ギリギリ何スけど……??[生徒指導室]回ってたらマジで遅刻になるんスけど……??」

梨木:
「うん。だから、[遅刻理由書]もセットでプレゼントだよ♪」


つまり何か……!!??

[生徒指導室]で生徒会役員から説教を受けた挙げ句に、遅刻扱いになり担任からもとやかく言われるってのかよ!!!???

ダブルパンチじゃねぇーか……


梨木:
「自業自得ですー!!!!初めから校則なんか破ってなかったらこんなことにはならなかったんだよッ!!!???言い訳は[生徒指導室]でどうぞ〜♪」


あぁ〜…ぁ……

めんどくさッ……




橘:
「……ちなみに、[指導室]にいる生徒会役員って誰ですか……??」

梨木:
「ひーちゃんだよ」



チッ……

柊さんかよ……

オレ、あの人嫌いなんだよなぁ〜……


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