青柳高校生徒会補助役員!?
橘:
「……コレ、絶対に行かなきゃダメなんスか……??」
梨木:
「当たり前でしょ!!??」
朝からイライラ真っ盛りな梨木さんは、膝に手を着いて、オレの顔を見上げるような姿勢で、右手で敬礼の仕草をしてみせる。
そんでもって、先ほど言った所謂[小悪魔系]の笑顔をニコッと作って言う。
梨木:
「キミは[生徒指導室]でひーちゃんのお説教を受けて、シッカリと反省すること!!!!了解……??♪」
橘:
「(チッ……)分かりましたよ……」
梨木:
「はーい♪じゃあ、行ってよーし♪」
ここは素直を返事をしておこう……
下手なことを口走って、更に機嫌を損ねられようものなら、それこそトリプルパンチの目に遭いそうだしな。
オレが2枚のプリントを受け取ると、梨木さんは機嫌を直したのか、10秒前よりはカラッとした顔をしていた。
不本意だが、ここは素直にダブルパンチで受け留めておた方が得策だろう。
忌々しい……
橘:
「はぁ………」
オレが溜め息をついて、梨木さんに背を向けようとしたその時……!!!!
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