青柳高校生徒会補助役員!?


橘:
「ダメじゃないですか梨木“先輩”……!!??生徒会役員が香水なんか使っちゃよ〜……??」

梨木:
「こ…これは私の体臭だもん!!!!」

橘:
「体臭だぁ〜!!??なんかオリーブみたいな匂いがするんスけど……アンタ、体に植物でも飼ってんのかッ!!!???」

梨木:
「ッ……これはシャンプーの匂いだもん!!!!!!」


せめて言い訳は統一しろ……

内心でそう言いつつ、オレは梨木さんのブレザーのポケットに手を突っ込み、先ほどオレに渡したものと同じプリントを2枚奪い取った。

嫌味をタップリ含ませた敬礼の仕草を作り、勝利宣言をしてやった(結果としては引き分けだが……)。


橘:
「校則違反を犯したマヌケな先輩へ後輩からのプレゼント……!!!!生徒会を執行します!!!!今なら、[遅刻理由書]もセットでプレゼント……☆」

梨木:
「わ……私は、生徒会のお仕事をしていたんだから、遅刻の指導を受ける必要はないもん!!!!!!」

橘:
「その[生徒会の仕事]の最中に発覚した不祥事だ……そんなもんが言い訳に通用するワケねぇーだろッ!!!???」


職権乱用だ……

そんな言い訳が、あの頭でっかちな柊さんに通じるワケがない!!!!


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