青柳高校生徒会補助役員!?


椿:
「それにしても橘くんもドジだね〜(笑)服装検査なんて、直前だけキッチリ誤魔化しとけば済むのにさ〜♪」

桜庭:
「そうだよね……♪でも橘って、そう言うのすら面倒くさがる性格だからさっ♪」

桑田:
「……そっか、そうだね……♪」


遅刻指導を受けた生徒が教室に来るのは、一時限目が始まる少し前くらいだ。

もうすぐ来ると思うんだけど……


椿:
「それにしても、この学校の[生徒会]は凄いよね〜。服装検査をしてたのも、例の[梨木]先輩だし、遅刻指導をしてるのも生徒会の先輩なんでしょ〜??」

桑田:
「な〜んか、同じ高校生に思えないよね〜……次元が違うって言うか……サクも凄い所に身を置いてるよね〜……」

桜庭:
「止めてよ〜……私は生徒会[補助]役員だし……実際はほとんど、役員の先輩達の雑用とかばっかり何だよ〜……??」

桑田:
「でも、[補助]役員でも凄い特権だと思うよ??立ち入り禁止の[(第一)生徒会室]にも出入り出来るし……」


それが出来るようになったのも、ここ最近の話だけどね。


椿:
「それにさっ♪あの噂の[生徒の前には一切その姿を見せない]とか言われてる、[謎の生徒会長・榊原惣次]先輩にも会えるんでしょ〜!!??何か凄くな〜い!!??」


ちなみに、大それたように聞こえるこの[噂]は、学校の七不思議にまで認定されているものだ。

(その実態は不名誉だが……)


桜庭:
「あぁー…あの先輩はただ授業サボってるだけだよ……多分、屋上に行けば普通に会えると思うけど……」

桑田&椿:
「え゙っ……!!!???」


あっ……

これ、言っちゃダメ何だった……


_
< 42 / 146 >

この作品をシェア

pagetop