青柳高校生徒会補助役員!?
梨木:
「はぁ…ぁ……」
梨木は深い溜め息を漏らしながら、俺の机に突っ伏した。
樫家:
「何かあったのかよ……??」
梨木:
「うん!!!!あったー!!!!ねぇ〜、聞いてよ〜樫家く〜ん……」
樫家:
「……………」
梨木は机にダレながら、ブツブツと朝の挨拶運動での出来事や、指導室で柊に説教を受けたことなどを愚痴りに愚痴った――………
樫家:
「要するに自業自得じゃねーかよぁ……」
梨木:
「はぁ……樫家くんもひーちゃんと同じこと言う〜……」
樫家:
「学校なんざ、制服着て登校してる時点で[オシャレ]なんか無縁の世界だろうがぁ!!??ルール破ってしてくるもんじゃねーし、する立場でもねぇーだろぁ……??」
梨木:
「……ぅん……」
梨木は口を尖らせて、少しションボリとしたような顔をする。
樫家:
「悪いと思ってんなら反省しろ」
梨木:
「……………」
梨木:
(翔ちゃんに乙女心なんて分かんないもん……)
_