青柳高校生徒会補助役員!?
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明:
「まぁつまりだ。男性が女性に性的な意識を向けている[対象]は一体どこにあるか……??ってことさ」

橘:
「せめて、もっと分かりやすい表現を使え……」


最悪、読者に伝わるくらいに……


明:
「例えば、異性の好みの基準に「一緒に居ると楽しい」というのがあったりするだろ……??これはつまり、日常生活においてその人が自分にとって[当たり前な存在]になって欲しいと言う願望の表れだ」

橘:
「……あぁ……」

明:
「そして、他にも「胸が大きい人」や「躰が細い人」なんてのも基準としてあるだろ……??これは極端に言うと[セックスを楽しみたい]という願望の表れだと言える」

橘:
「………あぁ………」




明:
「まぁ、他にも説明がつかないような……例えば[運命的]、又は[トキメキ]なんかを理由に、異性に対して[恋愛的感情]を向けたりするってこともある」

橘:
「…………あぁ…………」




明:
「そう言った好みの基準は人それぞれ。外見を全く気にしない[中身重視]タイプの人もいれば、逆にとりあえず「可愛ければいい」みたいな[外見重視]タイプもいるワケさ。それそのものは、その人自身の[個性]に繋がり、そこからその人の[人間性]みたいなものも計れるというのさ」

橘:
「……………」


要領得ねぇーな……


橘:
「要するにお前は何が言いたいんだ……??」

明:
「あ。つまり、君は遼のどんな所が好きになったのか知りたいのさ」


随分と遠回りしたなッ!!!!????

オイッ!!!!????


橘:
(初めからそう言え!!!!)




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