Happy load
父を憎んだりはなんかしない。


ヤクザなんかに手を借りたのは多分…私達を養うためにした事だから…。


ガチャ。


「姉ちゃん…カギ…」


怯えてる弟が壁越しから私を見ている。


「大丈夫よ…勝平」


扉の向こうにはヤクザがいる。それを知りつつも
ドアのガキを開けた。


「ちょっとお話するだけだから」
弟の顔を見て微笑み、ドアのぶに手をかけた。


そして「絶対、そこから動かないでね」と呟き………
ゆっくりと扉を開けた。




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