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「篠崎綾音様ですよね?」


「………貴方誰ですか?」


扉の向こうはヤクザが……ではなくどこか高貴なお屋敷にでも雇われていそうなおじいさんがそこにいた。


「申し遅れました。私は横山家直属の執事・畠山 範茂でございます。以後お見知りおきを」


と軽く拝借をした。


私は一歩後ずさりし、周りを見渡した。


「あの…さっきまでここにいた人たちは…」


「それならご安心を。私、畠山が貴方様と話しをしたいあげく、彼らにはここから立ち去って貰いました」


「……へっ?話」


「はい」と頷き


「ここでは言いづらいので中に入ってもよろしいでしょうか?」と伺ってきた。


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