ハツ★カレ
あたしはトイレの個室にいた。
しかしなぜだろう。
目の前には彼がいる。

彼はトイレに座り
膝の上に乗るよう指示した。

「あたし、重いよ?」

そう良いながら乗ると

「部活でウエイトやってるだろ?
このくらいで潰れてちゃ部活やってけない。」

とか良いながらキス。


とにかく身体が密着していた。
すごくバクバクした。

逃げ出そうにも絶対に
逃げられない状態だ。

彼はあたしを抱き締めながら
キスを執拗にしてくる。



「…な、なんなの?」

あたしは不安と恐怖に
押し潰されそうだった。
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