こんなハズじゃなかった。
びっくりして、立ち止まる。
振り返ると、いつも通りの成瀬先輩の姿。
水「だから、一緒に帰りましょ?」
にこっと笑って、あたしの隣まで走ってくる。
飛「…何でこうなるのよ」
いつものように、先輩に負けてしまって。
水「ん、黙ってついてきてイイコだね♪」
綺麗にとかしてあった髪の毛を撫でる先輩。
飛「先輩、」
水「何?子猫ちゃん♪」
飛「…その呼び方やめてください」
水「…なにぃー??」
一瞬不機嫌そうな顔した。
飛「…もう1回言いますけど、
あたし先輩のこと好きじゃないです。」
水「……ぇえ?俺の事がすきだってー??」
飛「違いますってば!!」