こんなハズじゃなかった。


―――。



飛「…なんですけど、
これ何スかね。病気っスかね。」


爽「…まあ一種の病気だね」


頬杖をつきながら、
いかにもどうでもよさそうにため息をつく爽和。


人が真剣に話してるのに。


飛「ぇ、何の病気ですか
心臓?胸が痛いんですけど。」

爽「…まあハートの病気だね」


飛「何おしゃれに言い回してんの
ハッキリ言ってよ、何の病気??」


爽和を急かすと、
さっきよりも大きいため息をついた


爽「……ッ…」

飛「爽和ぁ、」


すると、顎を持ち上げていた手を離し、
机を小さく叩いて


爽「恋煩い?」


そう言ってニヤリと笑った。




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