プリティー☆ダーリン


「うるさいわよ。ちょっと座りなさい。
その様子だと千歳くんの人気も気づいてないみたいね」



朱音はあきれたように私に言う



「人気ってどういうこと?」



「千歳くんよ。あの笑顔にやられたのね。今年入ってきたばっかりの新入生から今大人気なのよ」




「そうなのっ!?でッでも前に千歳くんは年上受けがいいって朱音言ってたじゃん」



私は動揺しながら朱音が前に言っていた言葉を思い出し聞いてみた



「俺も何でかわかんねーんだよな。」


どうやら太一も理由はわからずにいたようだ




「馬鹿ね、あんたたち。千歳くんみたいに可愛い系の男子は年上に好まれがちだけど、千歳くんは家庭部の部長でしょ。当然女子が多くて、男子はごく数人……力仕事は部長でもあり男でもある千歳くんがやることになるから、頼もしく見えるんじゃない?
しかもあの笑顔向けられたら……ねぇ」




説明が終わると意味深にニヤニヤしてこっちを見てきた





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