小さな恋の物語
凌…


怒ったよね。



せっかく告白してくれたのに。

私は最低だ。


でも…



今は


章吾の事しか考えられない



凌…


ゴメンね








やっぱり





章吾の事が好きなんだ





章吾じゃないと



ダメみたい




ホントにゴメンね




でも…

凌の気持ちは嬉しかったよ



あリがとう







そして


私は凌に電話をかけた




「もしもし?凌…?」


やっぱりなんか気まずいな。


「あぁ。さっきはいきなりゴメン。」


「ううん。私の方こそゴメン。凌がせっかく告白してくれたのに…嘘とか言って…」



「いいよ。ゆかってさぁ……章吾の事が好きなんだろ?」


なんだ。凌は知ってたんだ。


「え。うん…。ってかね、付き合ってるんだ。」



「そっか。まあなんとなく気付いてたケドさぁ…。」


「そっか。……でもね、もうダメかもしれない。章吾から連絡がないん…だ。」


気が付くと私は目に沢山の涙を溜めていた。



「大丈夫か…?…レなら…オレならゆかを泣かせない。」


「え?」
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