小さな恋の物語
「じゃあ…切るね。」


「おう。頑張れよ…。」


「うん…あリがとう。」





と、言って凌との会話は終わった。
章吾はきっと知らないんだろうな。私が凌に告白された事を。


でも、もし知ったら章吾はどう思う?


ムカつく?


別に気にしない?




私はそんな事を思いながら、今までの章吾とのメールを読み返していた。



《ゆか可愛い。》

《マヂで大好きだよ》


《俺の事ホントに好き?》



章吾とのメールはいつもこんな感じの内容だった。



電話でもいつもイチャイチャしてたし。


だから


章吾との連絡が取れない今は、寂しさが頂点んを達していた。



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