小さな恋の物語
章吾からだった…。


《ずっとメールできなくてゴメン…。》


メールが来たのは9時40分


私はすぐさまメールを返した。


《ぜんぜん平気だよ…。悩み事…まだ解決しないの?》


本当は…平気なんかじゃない…。

でも…もうワガママはいわない。

章吾との関係は


今日で終わりするのだから。


そう決めてメールしたのだから。


《うん…マヂごめんな。ってか話って何?》


《あ。うん…大切な事だから電話で話したいんだケド…ダメかな?》


《ゴメン…。電話は今はしたくない。マヂごめん。》


最後に

最後に章吾の声を聞きたかったなぁ…。


でも…しょうがないよね。


《分かった。じゃあメールで伝えるから…。》



《あぁ…ごめんな…》


章吾




今まで



ありがとう。





そして




さようなら。



そして私は章吾に想いを伝えた。


《あのね…私章吾の事大好きだよ…。章吾はすごく大人だし、章吾の声は低くてかっこよくて大好きだったよ。これは私がいけないんだケド…辛い。寂しいよ…。今章吾は大変な時だって知ってるケド…辛い。友達に戻ろう…。》

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