小さな恋の物語
ゆきは大丈夫と言って私を2階にある自分の部屋に私を通してくれた。


【急にあんなメール来るヵラびっくりしたよ〜】


【あ。うん…ゴメンね】


【ぜんぜん大丈夫だけど、んでどしたの?】


私は全てをゆきに話した。


ゆきは私の話に所々相づちをしたり、でもちゃんと話を聞いてくれた。


【そ〜だったんだ。】


【うん…。黙っててゴメンね…。】



【ううん。ぜんぜんいいょ。言いたくない事だってあるんだし誰だって。】


【ゆき…ありがとう。】


【うん…。それにちゃんと今話してくれたじゃん。】



【うん…。】


【で、ゆかは何に悩んでるの?】
そう聞かれて私は口を閉じて閉まった。


分からない。


自分でも分からない。



どうして自分がこんなに悩んでいるのか。


そんな私を見てゆきは聞いた。


【後悔…してるの】

後悔…?


後悔はしない。



そう決めたんだ。


でも…この変な気持ちは他のなんでもない…



後悔そのものだったんだ。


そしてゆきはまた口を開いた。


【ゆかはさぁ…まだ章吾君の事が好きなんでしょ?だから別れた事を後悔している。】


ゆきの言う通りだ。


私はまだ章吾の事が好きなんだ。
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