1分と31秒のとびら。
「だけど、そんな気持ちを少し忘れてた。
ひよりが隣にいることが当たり前すぎて。


バカな俺はさ、ひよりが先輩に告白してるところを偶然見ちゃって、やっと思い出したんだ」



部屋に朝日が差し込む。

新しい1日の始まりを告げる力強く、優しい光。

そして、私を見つめる真剣な眼差し。



「俺が守りたいのは、ひよりなんだって。誰にも渡したくないんだ」




「由紀・・・・・・」

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