1分と31秒のとびら。
「「どこが」」


声がハモった。


「ほら、ね」とゆかりん先生は笑ってる。

なんとなく私は恥ずかしくなって、次の言葉を慌てて探す。




「私と由紀はただの幼馴染なんです!だって、由紀にはかっわいい~彼女がいるもんね?」



かわいいのところを強調しながら振り返ってみる。





「・・・・・・」


・・・はい、由紀くん、無視ですか。




「あらそうなの?誰かな?私の知ってる人?」


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