1分と31秒のとびら。
由紀は水泳部に入っていて、結構活躍してたりする。

ほとんど毎日練習があるもんだから、私は帰ろうと言う由紀の言葉に驚いた。



「今日、休み」



「あ、そう」



行きと同じように由紀の自転車の後ろに乗る。

そういえば、こんなところを由紀の彼女さんに見られて大丈夫なのかな。


急に気になった私は、一旦足をかけた自転車から降りた。




「ひより?」




「やっぱ私歩くよ」




「・・・・・・変な気、使わなくていいって」


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