1分と31秒のとびら。
「あ、私が適当に探してると思ってる?そんなことないよ!フェニックスも赤い鳥だから!!」


「・・・・・・」


冷たい視線のせいで、体感温度が5度くらい下がった。

それでもめげずに、伝説の鳥たちのページを見ていく。

赤い鳥・・・赤い鳥・・・



「・・・・・・あっ!!!!!」



「ん?!」



「この鳥だよ。私が会ったのは」



由紀が怪訝な表情で、私が指差す場所を見る。


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