素直になりたい、

なんだろ…この嫌な予感。



胸がざわざわする…




気管がキュッと狭くなる感覚がして息が苦しくなる。





何よこれ…

苦しい…苦しいよ…




溢れた涙が頬を伝う。




自然と耳から手が離れた時、さっきまでの声がなくなって下駄箱はシンっと静まり返っていた。




勇次…行ったんだ…

女の子と………




もう…私たち終わりなのかな…


私は勇次に冷たくしすぎたね…



今更後悔しても遅いけど…




後悔せずにはいられないよ…




ごめん…勇次…ごめん
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