スタート
「なみ。」
自転車が止まったと思ったら
達也があたしのほうを見た
「さっきはゴメン…」
「え…いいよ…」
あたしはもうなにも言えなかった
「なみ?」
あたしは呼ばれて顔を上げると
チュッ
キスをされた…
「う、うわーん!!!」
あたしは達也に抱きついた
「恋なんてもうしたくない!!」
「なんでだ。過去になにがあった?」
あたしの頭を撫で撫でしてくる達也。
「あたしね…、彼氏がいたの…
いつもあたしとヤろうとしてきた…
でも、あたしは逃げ続けてきたの…
そしたらね…あたしが学校帰りに
1人で歩いてたら…」
「そしたらどうした?」
「レイプされちゃった…」

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