月の下の砂漠の上で
ムーンディサート

同じ高校の幼なじみと下校するいつも通りの帰り道

今日は朝からぼ~っとしてて何だか心臓がドキドキしてる

まるで胸騒ぎしているような…そんな感じ


「美月? きいてる?」

「あっ、ううん ごめん…なんだっけ?」


「だからね、今日は美月の誕生日でしょ?だから少し遅いけど今週の日曜日に誕生日パーティーしようって真美たちと話してたのみつき、日曜日はヒマ??」


「えっ!誕生日、パーティー!?ありがとー♪」


「楽しみにしといて。で、日曜日はヒマなの??」


「うん♪」



「日曜日の計画は明日たてればいいよね?」

「うん♪」


「あっ、じゃあ、あたしこっちだから。また明日ね♪」

「うん バイバイ♪」


ふたてになってる分かれ道

菜々美とはいつも ここで別れる


「美月、誕生日会わすれないでね!」


「うん♪楽しみにしてる」


菜々美に手を振ったあと


チャッチャラ チャ~ラ~

♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪



うわっ びっくりした

いきなり鳴り出した私のケータイ












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