月の下の砂漠の上で

「あの日本人の方ですか?」

「ニホ…ン?なにそれ?」

「国ですよ。今 日本語を話している

から日本人かと思ってました…

日本語 お上手なんですね♪」

あたしがそう言うと

女の人は まるであたしが頭が

おかしいというような目で

あたしを見てきた

「…悪いけど あなた おかしいわよ…

今日だけは、休んでいいわ

でも、夕方から無謀搭に移りなさいね

女官様に挨拶しなさいよ」





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