月の下の砂漠の上で


なんだかわからないけど

あたしはこの人から変人と

認識されたようだ…

「…はい。すみません」

「食事はここに置いておくわ。食べれるでしょ」


女の人は扉に向かって

歩いて行ってしまう

「はぁ~、なんであんなコに

香油を塗って 硴の部屋を使わせなきゃいけなかったのかしら…」


出ていくときに聞こえた女の人の小言

それってあたしのことなのかな…?








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